幻の10円ゲーム
小学校にしてビデオゲームの魅力にとりつかれてしまった不良な私(*1)は、なけなしのお小遣いを片手に補導員におびえながらもデパートの屋上のゲームセンターに月に一度くらいのペースで通っていました。もちろんお金も技術もお粗末だったので、すぐにお小遣いは無くなってしまいます。そのゲームセンターの片隅には、ブレイクアウト(いわゆるブロックくずし)のような、ピンボールのようなゲームがあり、プレイ料金は10円でした。ゲーム画面も白黒のブラウン管に直接カラーテープを貼るといった貧相な体裁(*2)なので、誰も見向きもしません。
このゲームをやってみると、ブレイクアウトよりも色々と工夫がこらしてあり、なかなか楽しめました。パドル操作のゲームにピンボール風の味付けが功を奏したといっていいでしょう。こうして私は最後の10円玉までゲームにつぎこむようになってしまったのです。
現在、ナムコ初のビデオゲーム「GeeBee」を見かけることは極めて難しいでしょう。約20年前の発売当時でさえも遊んだことのある人はかなり少ないのではないでしょうか。まさに幻のゲームなのです。
*1: 当時、「ゲームセンターに行くのは不良だ」という風潮でした
*2: ビデオゲームの黎明期はカラーディスプレイが高価でした。カラーなだけでプレイ料金を倍にするゲームセンターもあったほどです
付記:ジービーは家庭用ゲーム機やPCなどに移植されたことはありません
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