2023/10/20

夢の 98/AT 環境

 使えるけれど使えないみたい

 かつて、EPSONより「98/V」という NEC PC98x1 シリーズのイミュレーションソフトが発売されていました。

Windows という環境が浸透した現在、やれ DOS/V だとか PC-98 というハードウェアの違いはあまり気にならない(普及率も変わったし)のですが、やはり過去の資産で生かせるものは生かしたいというものが人情でしょう。

 98/V はイミュレーションソフトだけでなくアクセラレータボード増設という2段構えで PC-98x1 の DOS 環境を再現します(ただし Windows 3.1 や一太郎 Ver.5 などの仮想 86 機能を利用したソフトは動作しません)。動作スペックが気になるところですが、やはりメインマシンほどの速さは出ず、1990年代前半ぐらいのやや遅れた動作といっていいでしょう。

 私が 98/V を購入した頃は、MMX Pentium が発表された当時で、ソフトウェアレベルのイミュレートは非常に辛い状態でした。でも、トホホな私はハードウェアアクセラレータまで購入してしまいました。(その頃はまだ PC-98x1 レガシーがいっぱいあったので…)

PC-98x1 のファイルシステムは PC/AT 互換機と比べ、若干違っているためハードディスク上の領域に連続したファイルを作成してイミュレート先の環境とします。次にグラフィックRAM のイミュレートについて判定を行い(ハードウェアアクセラレータはこの時判別します)、フロッピードライブの 2DD/2HC/2HD モードの判別を行い、NEC-DOS(MS-DOS) をディスク領域にインストールして再起動を行います。

 当時の 98/AT マルチ OS 環境はそこそこ使えたのですが、サウンドが使えない、フロッピードライブやファイルシステムの取り扱いなどに制約が多すぎるなどの理由で取り外し、PC-98x1 を購入してしまいました。

 セカンドマシンあたりに入れるには持てあますし、入れるぐらいなら実機の方が安くつく。かといって全然使えないわけじゃなし。98 レガシーがゆっくりと移植されたり、別ソフトに取って代わられたりしていくほどに、色褪せていく 98/V がちょっと可哀想に思うのですが…ダメかなぁ。

付記:
後に、この「98/V」は、ソフトもボードも友人へあげてしまいました。彼が今でも持っているかどうか定かではありませんが、まだあったとしたら骨董品ものかもしれませんね。
使えるかどうかはともかく(笑)

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