2024/03/11

ジョイ・ラック・クラブ

おんなの生きざま半荘

麻雀は4人いないと始まらない。やはり「賭ける」ものがあったほうがいい。運を天に任せず自分の力に頼るのみ…

(この本を読むために麻雀の知識は一切要りません、念のため)

中国からアメリカに渡った4人の女性たち。そして彼女たちの娘が4人。ひとりにひとつずつのショートストーリーでちょうど半荘という感じです。「喜福倶楽部」の女たちの、運命に翻弄されながらも強く生きようとする女の生き様が描かれる一方で、母娘の絆の深さというものについても考えさせてくれる内容になっています。

私は男だけの三人兄弟として育ったので、母と娘の関係についてはわかりません。ですが、周囲の母娘を見回してみると、親子ではあっても時には友人のようであったり、娘に子供が生まれれば「母親同士」というような連帯意識をもったりするようなところが、父と子の関係とは全く異なるのだと思います。そして、わからないながらも、その見えない母娘の結びつきの強さはいつの時代にも受け継がれていくのだ、と読み取りました。

ちなみに映画「ジョイ・ラック・クラブ」も、登場人物が入れ替わっていくところは、本と同じです…麻雀牌ほどの目まぐるしさではないですが。

(エィミ・タン,角川文庫)

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