2025/02/19

フィオナの海

不思議なアザラシたち

 スコットランドの北部を舞台としたファンタジーです。
ゆったりとしたテンポで話が進むので、頭の中で想像の写真集を開いて、もの寂しい海沿いの村の風景を思い浮かべるように読み進むといいでしょう。
 主人公は女の子です。家族の都合でしばらく離れていた故郷の村に帰ってきたところから物語は始まります。村を離れた時に幼い弟が行方不明になってしまった悲しい思い出があるけれども、彼女は弟が生きていると信じています。村に住む祖父母と暮らしながらも、彼女はかつて住んでいた家がある島が懐かしくてたまりません。なんとかして、その島へ向かおうとします…
 キーポイントとなるのはアザラシです。人懐っこい感じのアザラシたちの描写がこの物語の雰囲気を盛り上げてくれます。だから、本を読む前にアザラシの映像や写真などを眺めておくといいかもしれませんね。
 あるいは「アザラシ幼稚園」のライブ映像を観るのもいいですね。これは、2024年の夏にふとしたことからオランダのアザラシの保護施設が話題になったのです。保護プールの24時間ライブ映像がまるで幼稚園のように見えたことから「アザラシ幼稚園」と呼ばれ、かなりのアクセスを記録しています。
読んだ後にアザラシたちを観る、という手もありますね。
こちらで観ることができます。

(ロザリー・K・フライ、集英社)
Amazonで購入できます。

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